「これ1つで全部できるようになりました」
この手の宣伝文句、最近よく見かけませんか?
先日も読者さんからこんな質問が来ました。

「ChatArtっていうAIツール、便利そうなんですけど、実際どうなんですか?」
斎藤正直言って、僕もこの手の「統合型」サービスには引っかかるところがあります。
なぜか。
このビジネスモデルの「本質」を理解すると、見え方が変わってくるからです。
今回は、ChatArt(iMyFone)について本気で調べてみました。そしたら、なかなか興味深い事実が見えてきたので共有します。
実は、こういったサービスを作る事は、想像以上に難しくありません。
僕の読者さんの中では、複数のAIが使える?と聞いて喜ぶ人は少ないと思うのですが、順番に見ていきましょう。
ChatArtとは何か?基本情報を整理

まず、ChatArtの概要を整理しておきます。
運営会社・基本情報
- サービス名:ChatArt
- 運営会社:CLEVERGUARD TECHNOLOGY CO., LIMITED(iMyFoneブランド)
- 所在地:香港UNIT 720, 7/F STAR HOUSE 3 SALISBURY ROAD TSIM SHA TSUI HK
- 登録番号:72039776
- 設立:2015年(9年の実績)
- ユーザー数:300万人以上(自称)
iMyFoneは香港に拠点を置くソフトウェア企業です。iOS向けツールなどを展開してきた実績があり、会社自体は実在しています。
斎藤会社の実在性は確認できました。ただ、問題はそこじゃないんですよね。
ChatArtの「本質」:API転売モデルとは
ここからが本題です。
ChatArtのビジネスモデルをシンプルに言うと、APIの再販(転売)モデルです。
あたかもお得ように演出して紹介している人が多いのは、これです。↓

紹介報酬目当てです。
普通に紹介報酬のためなら、「絶賛して紹介する」という人が多いだけで中身は微妙です‥。
このサービスがやっていることの整理
- GPT、Claude、Gemini等の既存AIのAPIを叩いている
- Sora、Veo等の動画生成AIも同様
- 「統合プラットフォーム」とし1つのUIにまとめているだけ
つまり、ChatArt自体がAIを開発しているわけではないんです。
これ、必ずしも悪いことではないですよ。

多くのサービスが まさにこれです。
自社でAI組んでるところは、この手のサブスク系では、ゼロに等しいはずです。
ただし、統合することで利便性が上がる場合もあります。
ですが、コスパは最悪です。
なぜならAPIの利用量を上乗せして流しているだけなので イメージとしては、
10円の電気代に対して13円の電気代として流しているような仕組みです。
つまり、
CHATGPTのプラットフォームやClaudeAIのプラットフォームとは使い勝手も違いますし、だいたいこの手のMIX系のAIサービスは、質が落ちますし原価でいえば 損していると考えてOKです。
では見ていきましょう。
API転売モデルの構造的な問題点
・中間マージンが乗る分、割高になる。
・クレジット制限で実質的な使用量が制限される
・本家の新機能・アップデートが遅れて反映される
・障害時に本家+ChatArt両方の問題が重なる可能性
複数のAIを同時に使って何か意味があるのか?と言えば ただ楽しいだけです。
APIというのは、誰でも使う事ができますから、使いたければ自分でAPIを介して利用すれば良いだけで モデルは誰でも選択できます。
普通の神経で言うとAIをよくわかっていれば絶対に使わないサービスですね汗
料金プランを分析してみた
では、実際の料金はどうなのか。
ChatArtの料金体系
- 月間ライセンス:2,680円/月(毎月250ダイヤ付与)
- 年間ライセンス:6,980円/年(毎月250ダイヤ付与)
- 永久ライセンス:22,980円(毎月500ダイヤ付与)
一見安そうに見えますよね。
でも、ここに落とし穴があります。
クレジット制の罠
ChatArtは「ダイヤモンド」というクレジット制を採用しています。
つまり、機能ごとにクレジットを消費する仕組みです。
特に動画生成や高度な画像生成はクレジット消費が激しい。
毎月250ダイヤで、実際にどれだけ使えるのか?
これ、ヘビーユーザーにとっては全然足りないため追加が必要。
当然ですが本家のAPIの利用料より安ければ、運営が成り立たないです。
よくやるのは、実際はGPT5.2を利用しているように見えても一部は、他のモデルを割り当てたりすることも可能です。結論いうとAPIの元の料金より高くしなければ ビジネスは成り立たないんですね。
斎藤このクレジット制、まさにスマホゲームのガチャ仕様と似てるんですよね(笑)
本家との比較:どちらがお得か?
行動経済学には「アンカリング効果」という概念があります。
人は最初に提示された数字を基準に判断してしまう、というものです。
人は最初に見た数字を“基準”にして、その後の判断をしてしまう、という心理です。
ChatArtの料金を見て
「月2,680円なら安いかも」
と感じた人は、まさにこのバイアスが働いている可能性があります。
では、本当に安いのか。
本家サービスと冷静に比較してみましょう。
実際のコスト比較
本家のサービスを直接使った場合と比較してみましょう。
本家サービスの料金例
・ChatGPT Plus:約月額3,000円
・Claude Pro:約月額3,000円(同様)
・API従量課金:使った分だけ支払い
一見すると、ChatArtのほうが安く見えます。
しかし、ここで見落とされがちなポイントがあります。
- プロンプトは自分で設計する必要がある
- UIや制御は自前
- 初期状態では“何も整っていない”
という側面があります。
一方、ChatGPTやClaudeの公式プラットフォームでは、
- チャット用に最適化されたUI
- 会話が成立する前提の制御
- すぐ使える完成形の体験
が最初から用意されています。
つまり、
本家は「自由度と機能性」
統合型は「何も考えずに使える手軽さ」
この違いなんですね。
ただし、ここが決定的な分岐点
統合型サービス(ChatArtなど)を使うと、
- 本家APIの料金
- その上に乗る中間マージン
- クレジット制による使用制限
この3つをまとめて支払う構造になります。
一方、本家を直接使えば、
- 定額サブスクで制限内は使い放題
- APIは必要な分だけ従量課金
- 最新機能も最速で使える
結果として、
「少し慣れた人」「副業や仕事で使う人」ほど、本家のほうが安く・自由で・強い
という逆転現象が起きます。
「統合の利便性」に価値を感じるかどうか。
本当にそれだけの話です。
ただしその“便利さ”の正体は、機能ではなく「考えなくていい安心感」であり、そこに毎月コストを上乗せしている、という事実は理解しておくべきです。
そして、ここで自然につながる問いが出てきます。
なぜ人は「統合型」に魅かれるのか
心理学的な観点から分析してみましょう。
選択のパラドックス
「選択のパラドックス」という概念があります。
人は選択肢が多すぎると、かえって決断できなくなる。
AIツールが乱立する今、
「どれを使えばいいのか分からない」
という人が増えています。
そこに
「これ1つで全部できる」
と言われたら、魅力的に感じるのは当然です。

それって悪いことなんですか?
斎藤結論から言うと、悪いことではありません。
ただし問題は、
「便利さ」と「コスト」のバランスを理解した上で選んでいるかどうか、ここだけです。
さらにもう1つ、見落とされがちなポイントがあります。
「複数AIを使える」って、じゃあ何に使うの?
という話です😅
複数AIを並べる必要は、実はほとんどない
たとえば「リサーチ目的」だけであれば、
- Perplexity のディープリサーチ
- ChatGPT のディープリサーチ機能
これで十分すぎるほどです。
「GPT・Claude・Geminiを全部並べないと不安」
という声もありますが、正直なところ
ちゃんと指示すれば、多少の回答差があっても困る場面はほぼありません。
なぜ「全部並べる」が意味を持たないのか
理由はシンプルです。
比較するための“基準”が曖昧だから。
- どれが正解なのか
- 何をもって良しとするのか
- どの観点で比較しているのか
この軸が定まっていない状態で、
AIを何個並べても、結局こうなります。
全部並べれば正解が出る
→ ❌ 不正解
むしろ情報が増えて、
「結局どれを信じればいいの?」
と迷うだけです。
最終的に、そこまでくると、「お前がやるほうが早いぞ」ってことですね(笑)
つまり、「統合型」が刺さる理由は
精度でも性能でもなく、安心感なんですね。
- これ1つなら迷わなくていい
- 選ばなくていい
- 考えなくていい
この「思考コストを減らしてくれる感覚」に、
お金を払っている状態です。
だからこそ、こう言えます。
便利さ自体は否定しない。
でも、その便利さは“割高”であることが多い。
そもそも論、、、ここでそういう小さい事に拘るなら 生のAPIを使って何かやる事を考える方が良いです。
ちなみに僕の講座でも教えてるんですが、APIを利用して自分独自のAIツールやAIの仕組みを作る事も、複数比較のAIチャット、あるいは、複数のAIで連携して作業をするツールも普通に作れます。
ですが、AIで稼いでる身として、いちいち全部のAIを比べたりするなんてコスパも無駄、意味が無いが正解です。
たとえば、僕の場合だと
- リサーチならこれ
- この作業ならこのAI
- ブラウザ操作はこのAI
- システムの作成なら‥
- ブログ記事なら何をどう使うか‥
- この作業はこのAIが一番良い
みたいに使うAIは、それぞれ用途で分かれていて、リサーチや意見を複数のAIに聞くなんて行動は、一切しないです(笑)
なので、もしも稼ぐために使うなら、シンプルに自分のビジネスで、どの部分にどのAIを組み込むのが一番理想かを考えて、そのまま本家のサービスを中心に使う事が最もコスパ良いです。ちなみに僕の場合は、殆どのAIサービス、APIを利用してますが 比較ではなく特徴を活かして作業を割り当ててるという感じです。
これは僕だけの意見でなくてAIで稼いでる人の大半は、せいぜい、アフィリ目的ぐらいでしか こんなサービス利用しません。
真剣に使えない‥。
正直に言うと、
情弱が喜びそうなギミックは確かに多いです。
ツール一覧もズラッと並んでいて、
「うわ、なんでもできそう」
と一瞬は思います。
でも、実際に触ってみると──
「……あれ?しょぼくね?」
という感覚になる人は、かなり多いはずです。

理由は単純で、
見た目ほど中身が伴っていないから。
- 機能は多いけど、1つ1つが浅い
- 本家AIと比べると、出力のキレが弱い
- 「できる」けど「使い続けたい」レベルではない
要するにこれは、
“数で凄そうに見せているだけ”の典型例です。
最初はワクワクします。
でも数回使うと、
「これなら普通にChatGPTでいいな」
「結局、戻ってくるよね」
となる。
この違和感こそが、
統合型AIツールの正体ですが、AI慣れしてない人からすると 便利に感じるのかもしれませんが、そう思う人は、ガッツリ本家を利用してみた方がいいですね^^;
ChatArtに向いている人・向いていない人
先に正直な前提から言います。
サブスクを払う前提なら、「色々使える」という意味は、ほぼありません。
なぜなら、この手の統合型ツールは
ChatGPTやClaudeの公式プラットフォームのように、チャット前提で細かく調整されていないことがほとんどだからです。
向いている人
結果としてどうなるか。
- 出力が安定しない
- プロンプトを工夫しても伸びにくい
- 「あれ?本家より質落ちてない?」となる
これは、このジャンルの構造的な弱点です。
その上で、あえて向いている人を挙げるなら、以下のタイプです。
- AIツール初心者で、とりあえず色々触ってみたい人
- 複数ツールのアカウント管理が面倒な人
- 月に数回程度しか使わないライトユーザー
- 「1つの画面で全部完結する」ことに強い価値を感じる人
この層にとっては、
「考えなくていい」「迷わなくていい」
という体験そのものにお金を払っているので、存在価値はあります。
ただし、本気でAIで稼ぐなら話は別
ここはハッキリ言っておきます。
本気でAIを使って稼ごうと思ったら、
毎月10万円くらいは普通に飛んでいきますw
API、ツール、検証、外部連携…。
このラインに入った瞬間、
- クレジット制
- 中途半端に複数AIが触れる
- 使用量にビクビクする
こういうサービスは、一気に足枷になります。
だから結論としてはこうです。
どうせやるなら、
「複数AIが使える」みたいな中途半端な統合型は使わず、
原価で、自分で、本家を直接使う
これが一番コスパが良く、自由度も高い。
あくまで個人的な感想ですが……w
「意味がないかな」
これが正直なところです^^
便利に見える分、
「考えなくていい代わりに、無駄なコストを払っている」
そう感じる場面が多すぎました。
僕の結論
正直に言います。
ChatArtは、割高で損になるケースが多いと思います。
特に、
副業で本気で稼ごうとしている人ほど、コストには敏感であるべきです。
月数千円の差に見えても、
それが積み重なると「使える選択肢」「試せる量」「検証スピード」に
確実に差が出てきます。
今日から使える見極めポイント3つ
統合型AIツールを見るときは、最低でもこの3点をチェックしてください。
- 「統合型」はまずAPI転売モデルを疑う
- クレジット制の“実質コスト”を必ず計算する
- 本家APIの従量課金と比較して、どちらが本当に得か考える
この3つだけで、
「便利そうだけど割高なサービス」はかなりの確率で見抜けます。
それでもChatArtが“アリ”な人もいる
もちろん、
「とりあえず色々な機能を体験してみたい」
という初心者にとっては、入口としての価値はあるかもしれません。
ただし、それはあくまで
“体験用”として割り切れる場合だけです。
結局のところ、判断基準はシンプルです。
- 「便利さ」にお金を払っているのか
- 「AIの機能そのもの」にお金を払っているのか
ここを自分の中で整理しておくだけで、
ツール選びで迷うことはほぼなくなります。
副業で稼ぐなら、
ツールの「見せかけの便利さ」ではなく、
「実質的なコスパ」で判断する習慣をつけてください。
これは、
詐欺案件や割高ツールに引っかからないための、最強の防御策でもあります。
では今日はこの辺で(^^ゞ
PS
P.S.
でも実際のところ、
本当に稼げているツールって「全部入り」じゃないんですよね。
前回記事にしたツールもそうですが、
・物収
https://blogsaito.co.ua/butubutu333/
・読収
https://blogsaito.co.ua/dokushuuhadayoshikazu/
・阿修羅
https://blogsaito.co.ua/ashura99/
この辺、正直 かなり強いですw
理由はシンプルで、
やることがハッキリ分離されていて、特化しているから。
「何でもできる」より、
「これだけは誰にも負けない」
結局、ツールもAIも、
尖っている方が結果が出ます。
